「最近、何をやっても追いつかない気がする」
ここ数年、飲食店の経営者や店長から、この言葉を本当によく聞くようになりました。
人もいない。原価も上がる。電気代も重い。お客様の足取りも、なかなか読めない。
ひとつひとつは、これまでにもあった課題です。
でも、それが同時に押し寄せている今は、過去のどの時期とも違う種類の苦しさがあります。
そして何より厳しいのは、その全部を「人がもっと頑張る」では解決できなくなっている、という現実です。
押し寄せる4つの圧
僕が現場で感じているのは、4つの圧が同時に来ているということです。
1. 人手不足
採用広告にお金をかけても応募が来ない。来ても続かない。
シフトを埋めるのに、ベテランスタッフが連勤してくれている。
新人教育に時間を割けず、結果として育たない。
気づけば店長が、現場の穴埋めに走り回っている。
2. 原価高騰
食材も酒も、毎月のように値上がり通知が届きます。
価格転嫁したいけれど、お客様の財布事情も限界に近い。
メニュー構成を見直したいが、その時間も取れない。
3. 光熱費の上昇
営業しているだけで、お金が出ていく感覚があります。
営業時間を短縮するか、ピーク以外を絞るか、どれを選んでも痛みを伴う判断ばかりです。
4. 集客の難化
SNSも、グルメサイトも、以前ほど効かなくなりました。
何を発信していいか、どんな企画が当たるのか、手応えが薄くなってきている。
広告費を増やしても、増やした分だけ売上が伸びる、という時代ではありません。
それぞれが独立した課題なら、まだ向き合いようがあります。
でも、4つが絡み合うと、どこから手を付けていいか分からなくなる。
今、多くの現場で起きているのが、まさにこの状態です。
“頑張り神話”が、もう通用しない
これまでの飲食業界では、「現場が頑張れば、たいていのことは何とかなる」が美徳でした。
僕自身も、その文化のなかで育ってきました。
でも、正直に書きます。
今の環境は、もう頑張りでは追いつきません。
理由は単純で、頑張る人の数が、絶対的に足りていないからです。
そして、限られた人数のなかで、毎日の営業を回すだけで精一杯になっている。
頑張っていないのではない。
頑張りすぎて、「考える時間」が消えている、というのが正確な表現だと思います。
抜け出せない”なんとなく”のループ
現場で、何度も同じ光景を見てきました。
売上を上げたいから、販促を打つ。
でも、毎日の営業に追われて、その販促が本当に効いたのかを振り返る時間がない。
振り返れないから、次もまた”なんとなく”で打つ。
このループに、店長も、経営者も疲弊しています。
販促だけではありません。
シフトを”なんとなく”組み、原価率を”なんとなく”眺め、新人教育を”なんとなく”OJTで済ませる。
ひとつひとつは小さな”なんとなく”ですが、積み重なると、店の判断軸そのものがぼやけていきます。
そして、ぼやけたまま次の月が来て、また同じ判断を繰り返す。
気づいたときには、隣の店との差が、取り返せないほど広がっています。
AIは、その”なんとなく”を終わらせる道具
ここ1〜2年で、AIの実用性は段違いに上がりました。
入力作業を、一気に減らせる
これまで時間ばかり食っていた入力作業を、AIに任せられるようになりました。
シフトの叩き台、原価表の整理、売上日報の集計、議事録のまとめ。
人がやれば半日かかっていた仕事が、AIなら数十分で終わります。
時間が浮けば、現場で本当に大切な”考える仕事”に手が回るようになります。
計算が苦手な人も、数字に向き合える
「数字を見るのが苦手だから、店長に任せきり」。
そんな経営者の方こそ、AIの恩恵が一番大きい。
AIは、複雑な計算をその場でやってくれます。
質問すれば、その意味も解説してくれます。
“得意な人だけが扱えた数字”が、誰でも扱える数字に変わるのです。
本部コストを、大きく削減できる
書類作成、社内連絡、研修資料、報告書のたたき台。
これまで本部スタッフが時間を使ってきた仕事の多くは、AIで巻き取れます。
少人数の本部でも、回せる業務量が大きく変わります。
人を増やさず、できることを増やせる。
今の人件費高騰のなかで、これはかなり大きな意味を持ちます。
販促が、”判断する仕事”に変わる
これまで”なんとなく”打って終わっていた販促も、AIに集計や分析を任せれば、「次に何を打つべきか」を情報から判断する仕事に変わります。
何曜日のどの時間帯に、どの客層が動いたのか。
どのメニューが、リピートにつながっているのか。
“勘”だけに頼っていた打ち手が、根拠のある判断に変わっていきます。
これらは、未来の話ではありません。
もう今、現場でできることです。
そして、できている店と、できていない店の差は、もうはっきりと広がり始めています。
とはいえ、ひとりで始めるのは難しい
ここまで読んで、「やってみたい。でも、どこから手を付けたらいいか分からない」と感じた方も多いと思います。
僕自身、現場でAI活用を試し始めたときは、まったく同じ場所に立っていました。
情報はネットに溢れています。
でも、自分の店に落とし込める形では、なかなか出てこない。
試したことが正解か分からないし、続けるモチベーションも保ちにくい。
ひとりで動こうとすると、ほとんどの方が、最初の一歩で止まってしまいます。
それは、能力の問題ではなく、環境の問題です。
同じ船に乗ってくれる仲間を、探しています
だから、僕は「繁盛店DXラボ」というサロンを立ち上げました。
飲食店の現場感がわかる仲間と一緒に、AIを実際に当ててみて、結果を持ち寄れる場です。
提供しているのは、4つです。
- 毎月、飲食業界で使えるAIトレンド情報の配信
- 明日から店舗で使える”実用プロンプト”集
- 現場の悩みをリアルに議論できるコミュニティ
- 「そもそもAIとは?」レベルから伴走する初心者サポート
「ChatGPTって何?」というレベルから始めても、大丈夫です。
むしろ、ITが得意でない経営者の方こそ、AIで得られる恩恵が一番大きい。
詳しくは、繁盛店DXラボのご案内ページをご覧ください。
同じ船に乗ってくれる仲間を、お待ちしています。