「昇進適性診断って、どれを受ければいいの?」
5つの診断があることはわかった。でも、自分の立場にはどれが合うのか、通常店版と繁盛店版の違いは何なのか——こうした疑問をもったまま、選択画面で止まっている方は少なくありません。
RockHillが提供する昇進適性診断シリーズは、診断の入口を間違えると「なんとなく受けて終わった」という体験になりがちです。逆に、自分の立場と状況に合った診断を選ぶことができれば、5〜10分の受診がキャリアや育成の「現在地の地図」になります。
この記事では、立場・月商・悩みのタイプという3つの軸で、5つの診断から最適な一本を選ぶ方法を解説します。診断ハブへ飛ぶ前に2分間読んでいただけると、受診後の手応えがまったく変わります。
昇進適性診断シリーズとは
昇進適性診断シリーズとは、飲食店で働く人・育てる人のための「実務能力の現在地を測る5つの診断ツール」である。完全無料・登録不要・AIが個別分析を提供する。
診断は2種類の役職×2段階の規模感+マーケティング領域の組み合わせで構成されています。どれも10問単位の設問に5段階で答えるだけで、AIがスコアリングとレポートを即時生成します。
昇進適性診断シリーズの全体像については 飲食店の「昇進適性診断」とは?店長・SV・経営力を5つの診断で可視化する仕組み で詳しく解説しています。本記事では「選び方」に絞って掘り下げます。
軸①「自分の立場」で絞り込む
最初に問うべきは「いまの自分のポジション」です。5つの診断は、それぞれ想定する対象者が異なります。
役職・役割別の推奨診断
| あなたの現在の立場 | 推奨診断 | 目的 |
|---|---|---|
| 副店長・店長候補(月商500万未満) | 店長昇進適性診断(通常店版) | 昇進前の適性確認・弱点把握 |
| 副店長・店長候補(月商500万超) | 店長昇進適性診断(繁盛店版) | 高水準の仕組み化能力の測定 |
| 店長・SV候補(月商500万未満) | SV昇進適性診断(通常店版) | 多店舗統括へのステップアップ準備 |
| 店長・SV候補(月商500万超) | SV昇進適性診断(繁盛店版) | 現SVとしての多店舗マネジメント力の把握 |
| 経営者・オーナー・マーケ担当 | 飲食店マーケティング力診断 | 集客・リピート・単価の自店の現在地把握 |
立場がはっきりしている方は、上記の表から1本選んで受診するのがもっともシンプルなルートです。
「立場が曖昧」なときの選び方
よくあるのが「自分は店長候補なのか、SV候補なのかわからない」というケースです。この場合は、いまの業務内容で判断します。
- 担当しているのが1店舗の運営 → 店長昇進適性診断からスタート
- 複数店舗の業務に関わっている → SV昇進適性診断からスタート
- 集客・SNS・メニュー設計に関わっている → マーケティング力診断を先に受ける
迷ったら「店長診断」から受けることをRockHillはすすめています。診断の5軸はSV診断とも接続性があり、店長診断の弱点を見てからSV診断に進む順序が最も気づきを得やすいからです。
軸②「月商500万」という境界線
昇進適性診断で最も独自性の高い設計が、「通常店版」と「繁盛店版」の分岐です。この境界は、単なる難易度の差ではありません。求められる思考の質が変わると理解してください。
通常店版と繁盛店版の違い
| 項目 | 通常店版(月商500万未満) | 繁盛店版(月商500万超) |
|---|---|---|
| 設問数 | 25問 | 50問 |
| 所要時間 | 約5分 | 約10分 |
| 問われていること | 行動しているか(実行レベル) | 仕組み化し、教えられるか(統合・評価レベル) |
| 想定環境 | スタッフ数名〜10名程度 | 多数のスタッフ・複数のポジション |
| 合格ラインの意味 | 現場を安定稼働させる力の基礎 | 高稼働の現場を自走させ、再現可能にする力 |
月商500万の境界は「現場を動かすフェーズ」と「現場が自走するフェーズ」の分水嶺です。
「自分はどちらの版を受ければいい?」の判断
迷ったときは以下のチェックリストで判断してください。
繁盛店版を選ぶ目安(3つ以上当てはまる場合)
– [ ] 店舗の月商が500万円以上
– [ ] スタッフが15名以上在籍している
– [ ] マニュアルや仕組みを自分で作った経験がある
– [ ] 他のスタッフに業務を教え、評価した経験がある
– [ ] 複数のポジション(ホール・キッチン・レジ等)をまたいで管理した経験がある
1〜2個しか当てはまらない場合は通常店版が適切です。通常店版で満点近いスコアが出た場合に繁盛店版へ進むというステップアップも、育成設計として有効です。
軸③「悩みのタイプ」で選ぶ
役職や月商が明確でも、「いま何のために診断を受けるか」によって最適な入口は変わります。
悩みタイプ別おすすめ診断
ケース1:「昇進を打診されたが、自信がない」
→ 店長昇進適性診断(通常店版 or 繁盛店版)
昇進前に適性を客観視するために設計された診断です。合格ライン(80点)に対して自分がどのくらい到達しているかを、5軸のレーダーチャートで把握できます。「不安の根拠」を可視化することで、昇進の決断材料にも、受け入れ前の準備計画にもなります。
ケース2:「部下を昇進させるべきか判断できない」
→ 店長 or SV昇進適性診断(繁盛店版)+無料相談
部下に受診してもらうことで、客観スコアを育成会議の共通言語にできます。「上司の印象」だけで判断するより、5軸のスコアと弱点ハイライトを見せながら対話する方が、本人の納得感も高まります。
ケース3:「店舗の売上が伸び悩んでいる」
→ 飲食店マーケティング力診断
集客力・リピート力・単価力の3軸で自店の現状を測ります。「何が弱いのか」を数値で出すことで、手を打つべき順番が見えます。経営者やオーナーが「まず自分で受けてみる」ことで課題の仮説が立ちやすくなります。
ケース4:「SVに昇格したばかりで、何をすべきかわからない」
→ SV昇進適性診断(繁盛店版)
SVに就任したばかりの時期こそ、自分の現在地を把握することが重要です。5軸のどこが強く、どこが弱いかを知ることで、就任後の最初の90日で何に集中すべきかが明確になります。
ケース5:「スタッフ全員に成長実感を持たせたい」
→ 店長昇進適性診断(通常店版)を全員に
チームの「人材マップ」をつくる目的での活用法です。スタッフ全員が同じ診断を受けることで、共通の言語(5軸・80点という合格ライン)が生まれます。毎月または半年ごとに再受診することで、成長の軌跡が可視化されます。
5診断の詳細スペック一覧
改めて、5診断のスペックを一覧で確認します。診断を選ぶ際の最終確認にご活用ください。
| 診断名 | 対象 | 軸数 | 設問数 | 所要時間 | URL |
|---|---|---|---|---|---|
| 飲食店マーケティング力診断 | 経営者・オーナー | 3軸 | 約15問 | 約3分 | /marketing-diagnostic/ |
| 店長昇進適性診断(通常店版) | 副店長・店長候補(月商500万未満) | 5軸 | 25問 | 約5分 | /shindan/tencho/normal/ |
| 店長昇進適性診断(繁盛店版) | 店長候補(月商500万超) | 5軸 | 50問 | 約10分 | /shindan/tencho/hanjo/ |
| SV昇進適性診断(通常店版) | 店長・SV候補(月商500万未満) | 5軸 | 25問 | 約5分 | /shindan/sv/normal/ |
| SV昇進適性診断(繁盛店版) | 店長・SV候補(月商500万超) | 5軸 | 50問 | 約10分 | /shindan/sv/hanjo/ |
全診断共通のスペック:
– 完全無料・登録不要
– AIによる即時個別分析
– 結果: 総合スコア+合否判定・レーダーチャート・タイプ判定(5タイプ)・カテゴリ別スコア・改善優先度TOP3・明日からのアクション3つ
複数の診断を受けるべきケース
一人が複数の診断を受けることは、ケースによって非常に有効です。以下に代表的な組み合わせを紹介します。
組み合わせパターン
パターンA:店長→SV昇進のルートを歩む人
1. 店長昇進適性診断(通常店版)で現在地を確認
2. 合格ライン80点超えたら店長昇進適性診断(繁盛店版)に挑戦
3. さらに半年〜1年後にSV昇進適性診断(通常店版)へ
このルートは「成長のはしご」として機能します。各ステップで何が強化されたかを記録することで、自分のキャリア年表が自然に生まれます。
パターンB:経営者がチームを俯瞰したい場合
1. まず自分がマーケティング力診断を受ける(事業の現在地を把握)
2. 店長・SV候補にそれぞれの適性診断を受けさせる
3. 結果を比較して育成計画を立てる
このパターンは、育成に伴走するコーチやコンサルタントと一緒に使うことで効果が最大化します。RockHillの無料相談では、診断結果を手元に持ってくることをすすめています。
パターンC:年に2回の定点観測
1. 半期の始まりに受診(スコアA)
2. 半期末に同じ診断を受ける(スコアB)
3. AとBを比較して成長軸を特定する
同じ診断を繰り返し受けることで、スコアの変化が「育成の証拠」になります。定量的な根拠があると、昇進判断や評価面談の場での対話の質が変わります。
診断を最大限活かすための受け方
どの診断を選んでも、受け方次第で得られる気づきの深さが変わります。RockHillが600店舗以上の現場支援を通じて蓄積してきた知見から、受診前・受診中・受診後のポイントをまとめます。
受診前:目的を1文で書いておく
診断前に「なぜ今受けるのか」を1文でメモしてください。
例:
– 「半年後の昇進判断に向けて現在地を確認したい」
– 「弱い軸を知って、今月のOJT計画に反映したい」
– 「部下のAさんに受けてもらう前に、自分が感覚を掴みたい」
目的を持って受けると、結果レポートの読み方が変わります。漫然と受けると「ふーん」で終わりますが、問いを持って受けると「そうか、この軸が弱かったのか」という発見になります。
受診中:「今の自分」で回答する
「理想の自分」や「こうあるべき姿」ではなく、いまの行動・実態に基づいて回答することが重要です。診断は人格評価ではなく、現在の実務能力の現在地を測るものです。自己評価を高くすればするほど、結果の有用性は下がります。
受診後:レポートを48時間以内に1アクションに落とす
診断結果は、改善優先度TOP3と明日からのアクション3つを提示します。この48時間以内に、最低1つのアクションを「具体的な行動」に落としてください。
例:改善優先度1位「数値管理力」の場合
– アクション案: 「明日の朝礼で当日の売上目標を全員に共有する」
– アクション案: 「FL比率を週次でExcelに記録し始める」
小さくていい。続けられることが重要です。
よくある質問
Q1. 5つの診断すべてを受けないといけませんか?
いいえ、必須ではありません。自分の立場と月商に合った1本を選んで受けるだけで十分な気づきが得られます。複数受けたい場合も、まず1本に集中することをすすめます。
Q2. 通常店版を受けたあとに繁盛店版も受けていい?
はい、むしろ推奨です。通常店版で80点以上をとった方が繁盛店版で自分の到達点を確認するのは、典型的なステップアップルートです。設問の質が変わるので、新たな視点での気づきが得られます。
Q3. スコアが低かった場合、昇進できないということ?
いいえ、そういう意味ではありません。診断は「人格評価」でも「合否判定の決定権者」でもなく、実務能力の現在地を可視化するツールです。低いスコアは「伸びしろが多い軸がある」というシグナルであり、改善の優先順位を教えてくれます。
Q4. 複数のスタッフに受けさせたい場合はどうすればいい?
診断のURLをスタッフに共有するだけで受診できます。登録や管理者アカウントは不要です。全員の結果を比較して活用する場合は、各自がスクリーンショットや結果画面をチームで共有する形をとることが多いです。
Q5. 診断結果はどのくらいの期間保存されますか?
診断結果の保存方法については、受診後の結果画面でご確認ください。結果を活用される場合は、スクリーンショットなどで手元に記録しておくことをすすめます。
Q6. 無料相談では診断結果をどのように使いますか?
RockHillの無料相談(30分)では、診断結果を手元に持ってきていただくことで、弱点軸の改善策や育成計画の具体化を一緒に考えることができます。「スコアが出たけど次の一手がわからない」という方に特におすすめです。
Q7. 月商500万の境界は税込・税抜どちらで判断すればいい?
一般的には月商は税抜で判断することが多いですが、実際に感じている店舗の規模感と照らし合わせて判断していただければ問題ありません。判断に迷う場合は、通常店版から受け始めてください。
まとめ
昇進適性診断シリーズの選び方は、立場・月商・いまの悩みの3軸で整理できます。
- 副店長・店長候補 → 店長昇進適性診断
- 店長・SV候補 → SV昇進適性診断
- 経営者・オーナー → マーケティング力診断
- 月商500万を境に、通常店版と繁盛店版を選ぶ
どの診断も完全無料・登録不要・AIが個別分析。受診後は改善優先度TOP3と明日からのアクション3つが即時提示されます。
飲食店における人材育成の出発点は、「現在地を測ること」にあります。まず1本、自分の立場に合った診断から始めてみてください。
3段階CTA
内部リンク一覧
- 飲食店の昇進適性診断シリーズ全体像
- 店長昇進診断とは?5つの評価軸と80点ラインの見方
- SV昇進適性診断とは?多店舗人材の5条件
- 飲食店マーケティング力診断とは?売上3軸を測る方法
- 飲食店診断の選び方とは?立場と月商別ガイド
- 飲食店人材育成の始め方とは?診断で測る現在地
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著者: 蛭田一史(株式会社RockHill 代表取締役)|飲食店支援600店舗以上(累計)|設立2009年